管理人コラム

未経験者でも分かる!「日本らしいサッカー」ってどんなサッカー?攻守の両面で超簡単解説。

【日本代表インタビューあるある】

・「日本らしいサッカーを出来ればと思います。」

・「日本のサッカーを出来なかった部分が敗因かなと。」

・「自分たちのサッカーをお見せしたいですね。」etc...

など代表戦を見ていると必ず一度は耳にした事があるであろう、お馴染みのワード。

「日本らしいサッカー」

選手や監督は当たり前のようにこのワードを連発していますが、

テレビで見ているサッカーファンからするとしっくりこない表現であるというのが正直なところ...

サッカー経験者ならまだしも、サッカー未経験者であれば余計ワケが分からないですよね。(笑)

そこで今回は、サッカー歴20年の自分が「日本らしいサッカー」について出来るだけ簡単にまとめてみました!

管理人テツ
”サッカー未経験者でも分かるように”サッカーファンに映るリアルな日本サッカーを表現してみたので、気になる方は是非最後までご覧下さい!

多くのサッカーファンを悩ませる「日本らしいサッカー」という難題。

日本らしいサッカーが確立されてきているなかで、私はそれをしっかりと志向してほしいと思います」
日本らしいサッカーというのは、しっかりとボールを繋いでいくこと」
「常に世界にアタックしていくことで、それが自然に日本のサッカーになっていくものだと思っています」

2018/04/09の会見・田嶋幸三サッカー協会会長談。

日本サッカー協会の会長も連発する「日本らしいサッカー」。。。

ご覧の通り、世のサッカーファン達は「日本らしいサッカー」という謎ワードには混乱状態。。。(笑)

 

【攻撃面】「日本らしいサッカー」ってどんなサッカー?

管理人テツ
まず始めに、「日本らしいサッカー」を攻撃面から解説していきます。

後に守備面について解説します。

個人技よりもパスワークがベース、パスで攻めるサッカー。

監督によってスタイルにこそ違いはありますが、、

日本代表チームの攻撃スタイルは、基本「パスワーク」です。

ショートパス・ロングパスを組み合わせて、相手の陣地に攻め込んでいきます。

どちらかというとヨーロッパ系のスタイルに近いポゼッションメインのサッカーですね。

管理人テツ
複数人で連携しながら攻め上がるパスサッカー、時には世界レベルの綺麗な崩しを魅せてくれます。

1人だけで攻めるのが苦手、プレッシャーへの耐久性が弱い。

日本代表の選手はどうしても身体能力・フィジカルで屈強な外国人選手に劣る事が多いので(世界的にはメンタルも消極的)、

1人だけで打開するプレーを苦手とする選手が多いです。

いわゆる「の力」

例えるならば、メッシ選手やC.ロナウド選手のように相手に囲まれても前に前に突進していくプレーを日本代表の選手はあまり選択しません。

相手選手が激しくボールを取りに来ると、第一の選択肢として安パイの味方選手にボールを戻す傾向が強いです。

これが俗に言う「バックパス」というプレー。

Twitter上で”日本代表 バックパス”と検索すると、サッカーファンのツイートが溢れているので、気になる方は1度調べてみて下さい。(笑)

管理人テツ
おーい!そこで下げるんかい!とテレビの前で叫んだ事のある方は多いハズ。

チャレンジが少なく、強引・派手なプレーが少ないサッカー。

これは日本の社会にも通じる事ですが、日本代表の選手はミスを犯さないために強引・派手なプレーを避ける事が多いです。

【プレー中のマインドの違い】

・海外選手
リスクを犯してでも、自分のやりたいプレーをする。
(心の声)
⇒「とりあえずやってみよう!失敗したら次修正!」

・日本代表の選手
リスクを極力避けて、無難にプレーする。
(心の声)
⇒「もし失敗したらどうしよう...止めとくか..」

毎回とは言いませんが、基本的にプレー中のマインドは上記のように海外選手と正反対。

何が言いたいかというと、日本代表の選手のプレーは海外選手に比べると消極的という事です。

youtubeで派手なスーパープレー動画を見る時、日本選手ではなく海外選手の動画を見ることが多いですよね?

つまり、そういう事です。

ザックリ言うと「派手なプレーよりも、堅実なプレーを選択しがち」

管理人テツ
良い意味でも、悪い意味でも”無難なプレー”が日本のスタイル。

最近では中島翔哉選手に久保建英選手など、積極的なアタッカーが増えてきたので期待がかかりますね...( ̄∇ ̄)v

 

【守備面】「日本らしいサッカー」ってどんなサッカー?

管理人テツ
それでは次に、「日本らしいサッカー」を守備面から解説していきます。

選手間でコミュニケーションを取りながら、組織的に守るサッカー。

日本の守備の特徴といえば、「組織力」という言葉をよく耳にしますね。

日本選手は身体能力・フィジカルで海外選手に劣る事が多いので、個人ではなくチーム全体で連動して守備をする事を徹底しています。

これが、組織力です。

少し専門的な表現になりますが、

・ラインの上げ下げのタイミングを揃える。

・1人目のディフェンスでコースを限定する。

・空いたスペースを埋める。etc...

などの動きをチーム全体で意識しながら、守備をしています。

管理人テツ
よく分からないという方は「日本代表の選手は互いに協力して組織的に守備をしている」 というぐらいの解釈でもOKです!

海外選手に比べて闘志・ずる賢さは控えめ、反則が少ないクリーンな守備のサッカー。

日本代表の選手の守備は、世界的に見るとかなりクリーンな守備に分類されますね。

良い意味でフェアプレーとも言えますが、悪い意味では当たりが軽いとも言えます。

同じアジアでも、韓国なんかは球際・闘争心の強さを武器としています。

・相手選手と掴み合いになる。

・相手選手に激しくチャージにいって一発レッド。

・相手選手に対して感情をあらわにする。etc...

などのギラギラしたプレーは、日本代表の試合では全くといっていいほどに見受けられません。

反則をしろとは言いませんが、世界のトップを目指すのであればもう少し闘志溢れる激しい守備が日本代表には必要と言えるでしょう!

管理人テツ
球際の激しい守備は、相手の攻撃をペースダウンすることが出来ますからね。

自陣でのパス・トラップミスなどから自滅して失点を生み出してしまうサッカー。

日本代表の失点シーンの要因の多くを占めるのが、「自陣でのパス・トラップミス」

など自陣での不用意なミスから失点する”自滅パターン”です。

中でも相手に押し込まれているにも関わらず、無理に繋ごうとしてパスミスをカットされるパターンが目立ちますね。

またゴールキーパーの判断ミスなどからの失点も多く、自滅の失点パターンが目立ちます...。

管理人テツ
せっかくの好ゲームを自分達のミスで落としている試合もありますね。

 

【成績面】結局、「日本らしいサッカー」って強いの?

サッカー各国代表チームの強さを示す指標でもある、国際サッカー連盟から発表されるFIFAランキング

日本代表チームの過去5年間のFIFAランキングの推移が以下の通りです。

【日本代表のFIFAランキング推移・5年間】

2015年12月 53位
2016年12月 45位
2017年12月 57位
2018年5月 60位
2018年12月 50位
2019年2月 27位
2019年4月 26位
2019年7月 33位
2019年10月 28位
2020年4月 28位

FIFAに登録されているチームは200を超えているので全体的に上位にいる事は確かですが、W杯に出られるチーム数は32なので世界の強豪国との差が大きい事がよく分かります。

結果、「日本らしいサッカー」は世界的には強くない。

というのが今の現状と言えますね。

なので「日本らしいサッカー」という言葉に固執せずに、新しい日本代表のスタイルを作り上げていく事が今後の日本サッカーの課題である事は明らかでしょう。

管理人テツ
「日本らしいサッカー」でも「日本らしくないサッカー」でも勝てばそれで良いんです。

 

まとめ

もちろん人によって解釈が異なる部分もありますが、本記事の内容を頭に入れてから日本代表の試合を見ると、当てはまっている部分が多い事がよく分かるはずです。

気になる方は是非、実際に日本代表の試合を見て確かめてみて下さい。

では、今回は以上です!

最後まで閲覧頂き、ありがとうございます!

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