「フットサルはサッカーの少人数版」というよく言われがちな表現。
競技人数が「5人(フットサル)」「11人(サッカー)」なので、もちろん間違いではないのですが、
学生時代にサッカー、社会人になってからフットサルをしている自分からすると、
そこで今回は、実際にプレーしてみて分かった「フットサル」と「サッカー」の違いを簡単にまとめてみました。
サッカー経験者であってもフットサルは未知の部分が多いと思うので、
「フットサルへの転向を考えている方」などは、是非今後の参考にしてみて下さい!
もくじ
【もはや別競技】実際に感じたサッカーとフットサルの違い10個。
そもそも「ポジション名が違う」
フットサルにはFWやDFというポジションがありません。
さらにはGKという名前のポジションもありません...。
フットサルのポジション名は(ダイヤ型の場合)♦、
最前線の人→ピボ
真ん中の2人→アラ
底の人→フィクソ
キーパー→ゴレイロ
という名前のポジションになります。
ポジションと役割はあくまで目安です。
フットサルのポジション名ってこうなんだって
選手の名前じゃないよ
ポジションの名前
初めて知った pic.twitter.com/allqU0Lntb
— ましゅー◆双極Ⅱ•ADHD (@mattgospel_5) January 4, 2022
動き方の「専門用語が多い」
フットサルでは「パラレラ」や「ジャグナウ」「ボランチ」など...。
ポジション名だけでなく、動き方にも無数のネーミングが存在します。
自分も今だによく分からない動き方が沢山あります。。笑
ポルトガル代表のパラレラからのゴール
フットサル始めた人はまずパラレラ覚えたほうがいいよね。フットサルの基本的な動き!! pic.twitter.com/7roxUIglbN
— かばちゃん/フットサル選手 (@kabachan_futsal) April 12, 2021
トラップは「足裏」
フットサルコートは床が平面ですし、スペースも少ないので、
基本、足裏でボールをトラップします。(プロになるとほぼ100%)
さらに足裏のファーストタッチでボールを動かすことを「なめる」とも言います。
サッカーでは基本イン・アウトでトラップしますからね。笑
ちょっと私的に走りすぎたところで、経験者の方に誘っていただき、
7年ぶりくらいにフットサルしました
足裏でボールを自然に止められるように丁寧に教えてもらったのは初めて。
これが自分の体でできるようになれば、
見える世界が変わるなぁ…! pic.twitter.com/NKd811xrvH— あんぶ@夜食自粛中 (@anbude82) February 16, 2020
基本パスは「相手DFに対して遠い足に出す」
フットサルはコートが狭く、常に相手選手が近い距離にいるので、
味方にパスを出す時は、
基本、相手DFのいない側の足に出します。
狭いコートであっても、遠い足にしっかり出せれば相手が近くにいても簡単に取られることはありません。
【フットサルにおける両足性】
フットサルは狭いコートで行うので
相手から遠い足を使ってプレーすることをジュニア年代では行わせる
両足でプレーすることができるようになり、重要性も理解する、判断基準になる
手を使うプレーも遠い足で持っているからこそバランスが取れる
ほんと重要です
— 武田琳太郎 (@RintaroTakeda) March 23, 2022
ボールを受ける前の「フェイクの多さ」
フットサルは相手選手との距離が近いので、
ボールを受ける前に「フェイク」という相手を剝がす予備動作が必要になります。
・裏に抜けると見せかけて足元で貰う。
・足元で貰うと見せかけて裏で貰う。
などフットサルは常に"駆け引きの連続"
逆にフェイクをしないと、相手に簡単にボールを奪われてしまいます。
フットサル「フェイク」
相手との駆け引き、
このほんの少しの動きでも
これだけ相手を動かせる。これは、動きすぎだけど!😂
pic.twitter.com/IEhikZ2X94— 中井健介|目指せ!Fの頂 (@kensuke_nakai) August 22, 2020
パスを出したら「抜ける」
サッカーではパスを出した後に一呼吸する時間がありますが、
フットサルではパスを出した後にすぐに自分が受け手になるので、
その場で休んでる暇はありません。
パスを出してその場に止まっていると、味方がハマってしまいます...。
なのでフットサルでは「出したら抜ける」が合言葉。
自分が抜けることにより、そのスペースを味方が使い流動的な展開に繋がっていきます。
やればやるだけ下手になってる気がするなー、フットサル。
初心に戻ろう。出して抜ける。— ひろし (@19961226H) August 7, 2016
味方の裏ではなく「前を通る」
サッカーではオーバーラップという味方を追い越す動きがありますが、
フットサルでは味方を追い越す間に相手に寄せられるリスクがあるので、
味方の前を通る動きのサポートが多いです。
フットサルでは"より味方を助ける動き"が最優先となりますね。
オーバーラップのことですかね?
フットサルの場合は距離感が近いため後ろを回っている間に相手に距離を詰められて上手くその動きを活用できないことが多いですね。
そのため成功するパターンとして多いのは、ボールホルダーがカットインの上手い #peing #質問箱 https://t.co/61r8X4ZGt7— グロッケン(桐灰) (@giriguro) November 22, 2018
ゴールの鉄則は「ファー詰め」
サッカーでは「クロス」が得点機になりがちですが、
フットサルでは「ファー詰め」がゴールの基本形になります。
分かりやすく言うと、
「味方のシュート性のパスをファーで押し込む形」のこと。
なのでフットサルのチャンスのシーンでは、必ず1人がファーポストに走りこみます。
むしろ走らないと味方に怒られます。笑
/
偉大すぎる選手の、スゴすぎ超速ゴラッソーー!
\#アベマFリーグ用語集
「ファーポストの住人」住所はファー!43歳・金山友紀の超絶ファー詰め!
📅6/27 12:00
🆚大分 4-4 町田 ※試合終了
📱https://t.co/R6zb669QtQ#ABEMAビデオで見逃し配信@YUHKI_7@pescadola2007#FリーグLIVE pic.twitter.com/xynRehRBtR— FリーグLIVE@アベマでFリーグ全試合生中継 (@abema_f) June 27, 2021
バスケ並みの「ブロックの多さ」
フットサルは選手同士の距離感が近いともあり、
「相手をブロックする動き」が非常に多いです。
レベルが高くなると戦術的にブロックを行うシーンも増えます。
バスケでいう「ピック&ロール」と同じですかね。
相手の背中へ走り、ひとつの方向提示と消えた後に顔出す。フェイント、攻撃の2人組
ボールなしの選手による緩急と方向の転換による妨害で、ボールありの選手をシュートへ。ブロック、攻撃の2人組
守備には速い認知決定を強いられる。マークチェンジやブロック回避が機能させれず#フットサル pic.twitter.com/QmY7vfUOFd
— 村松 (@yuki_muramatsu_) January 25, 2020
ゴレイロと1対1が「イージーではない」
サッカーではキーパーとの1対1は絶好機になりますが、
フットサルの場合、そうはなりません。
チャンスではありますが、ゴレイロがセオリー通り守った場合、
オフェンスの勝率は50%が目安になるかなと思います。
サッカーと違って、ゴレイロに寄せられるとほぼシュートコースがありません...笑
むしろ自分が追い込まれている気持ちになってしまいますw
フットサルにおいてキーパーとの1対1はサッカーほどチャンスではない。
5割も決まらない。この率を上げるためにはどうしたらいいか。#メッシループ pic.twitter.com/pYYzJUOovB— 濵口 和基 (@praia23) August 7, 2019
まとめ
この他にも
・「スローインじゃなくてキックイン」
・「交代は何度でも出来る」
・「4秒ルール」...etc
など細かい違いを言い出すとキリがありません。笑
冒頭でも言いましたが、
フットサルとサッカーは別競技
本当にこの言葉に尽きますね。笑
フットサルの競技性を理解することが何より大事ですね!
では、今回は以上です!
最後まで閲覧頂き、ありがとうございます。